出社したら今月新しく入社したばかりという人が挨拶に来てぺらぺらと自己紹介したあと「最近保護猫を飼い始めてそれが可愛くて」というようなことを言った。私はタイマンで勝てない動物に対して(やだな、怖いな)と思っており、猫は爪が鋭くて病気や寄生虫の棲家(という偏見を私は持っている)なのでタイマンでは勝てず、その場凌ぎはできたとしてもそのあとで猫の病気や寄生虫に呪い殺される、すなわち死である、というイメージがあるので反射的に(やだな、怖いな)と思ってしまった。だから猫飼ってると言われたときも「あ〜そうなんですか(やば…)」としか言えなかった。
タイマンで勝てない生き物に萎縮して教室の隅でハムスターが車輪をカラカラ回すようにびびっているだけでは人生はやっていけない。だから身長が2メーター40センチ(かなり誇張している)ある人と一緒に住むことになったときは「こりゃ幸い!びびりの人生もリハビリしちゃおうね!」と思ったのだがその結果は身長が2メーター40センチの同居人その人に対して全然恐怖を感じなくなったというだけであって、普通に猫は怖い。なぜなら未知だから。人間も知らない人は怖い。でも人間とは酒を飲むことができてなんかうやむやのまま仲良くなることができる(し、うやむやのまま永遠に会わないこともできる)が、人間以外とはそうはいかない。だからまず猫とはインターネットで懇意になってから会いたい。そしたらオフラインでも仲良くできる気がする。